セマンティックWeb近況

ZDNet エンタープライズ:Opinion:現実のものとなるセマンティックWebは、その実装状況のレポート。
Webサービス(XML Webサービス)については、離れたコンピュータのプログラム同士が連携する一手段という捉え方で、さまざまな記事(例:@IT:Webサービスのキホン)があり、山ほど実装例もある(もっともほとんどはベンダーの宣伝だが)。もう、フィールドでの実践段階に入りつつあるといっていいだろう。
一方、「セマンティックWeb」はWWWの提唱者Tim Berners-Leeが推進しているものの、実態がよく知られていない。


先のZDNetの記事では、セマンティックWebの利点と問題点を簡潔にまとめているが、一部のベンチャー(例:Celcorp)で実装が始まっているなどの動きも伝えている。
ざっと見た感じオントロジーウェブでのオントロジーとは、バーナーズ=リーらの言葉を借りれば、「分類体系」と「推論ルール集」)作成が、最大のネックか?80年代に流行したエキスパートシステムで、専門家の暗黙知を形式化するのに苦労したのと同様に..
先のベンチャーでは、そうしたルール収集を自動化するプロダクトなども開発しているようだが、使える「オントロジー」になるまでには、かなりのデータ収集と、(たぶん)人間によるレビュー・修正が必要だろう。
Webサービスよりは、長い目でWatchして行きたい。
より詳しくは、神崎さんのサイトThe Web Kanzakiのメタ情報とセマンティック・ウェブを参照されたい。