ソニー、海外のPDA市場から撤退へ–CLIEの販売は日本でのみ継続 – CNET Japan
ソニーは同社の携帯端末「CLIE」製品の取り扱いを縮小し、米国および欧州のPDA市場から撤退する。
さらに、
同社は今後も日本ではCLIEの販売を続ける計画だが、生産を段階的に縮小し、その他の地域では年内に市場から撤退する。
だと!
欧米ではPDAは携帯電話一体化(彼の地ではスマートフォンなどと呼ぶと)する方向にあり、単体のPDAは生き残りにくいのかもしれない。また、欧米に限らなくても高機能化という面では超小型PC( たとえばVaio U )、手軽さという意味ではケータイの高機能化と、上下方向から侵食されてPDAの立ち位置は、微妙なところにある。
本田雅一の「週刊モバイル通信」の3月29日の記事を読み返してみると、ソニー・ハンドヘルドコンピュータカンパニーのプレジデント吉田雅信氏は、新機種TH-55の開発について…
「エンターテイメント機能を充実させ、PDAをより楽しい製品にすることで、PDAの購買層が広がってくれないか? そう考えたからです。しかしお客さんの反応を見ていると、ビデオや音楽は充実させても購買層は広がっていません。クリエ単独はともかく、PDA市場全体を見渡すと、むしろユーザーが減っていました。そこで“これはアプローチ変えないといけない”と気付き、根っこの部分から改革を進めたわけです」。
と、危機感に迫られた開発だったことが伺われる。国内での開発、販売は継続するとのことだが、ユーザの不安感を何らかの形で解消しないと販売中の機種の売れ行きにも影響するのではないか?
手持ちのClieはT600という相当古い機種なので、そろそろ買い替えを考え始めたのだが、どうしたものやら。
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