Picasaというデジタル画像管理ソフトを使うと、デジカメで撮りためたデジタル写真や銀塩写真からデジタル化した画像を、簡単に撮影した日時順に眺めることができる。(Picasaについては「米Googleが「Picasa 2」をリリース、写真の検索・管理をより簡単に | マイナビニュース」などの記事多数)
写真の撮影日時は、ファイルの作成日時や、Jpeg画像ファイルの中に付加情報として保存されている。この付加情報は、Exif情報と呼ばれている。ところが、デジカメの日時設定が誤っていた場合や、銀塩フィルムをラボでFD-Iなどにデジタル化してもらったものなど、画像にExif情報として付加された撮影日時が意図したものと異なる場合がある。
こうした場合、役に立つのがExif情報の撮影日時を修正できるDe4Exifというツールだ。おなじみのVectorからダウンロードできる。
(注)Exif情報は業界標準ではありますが、画像ファイル中に埋め込むという性格上、修正することにより画像ファイルを破壊する危険があるかもしれません。ExifそのものについてはWikipediaを参照して下さい。「Exif情報として付加された」という表現は正確ではありません。
Vectorの説明を見てみよう。
間違って設定されてしまった Exif の日付時刻情報を復元するために以下の3つの復元方法を提供します。
1.絶対時刻設定
2.フォルダ内代表ファイル差分による一括復元
3.海外旅行等での撮影フィルムを現地時間に時差補正
補正にあたってはサムネール表示、フルサイズ画像表示が可能となっていますので、時刻想定が容易です。Exif内に最大3箇所含まれる日付時刻情報をすべて書きかえることができます。
試しに、ラボでデジタイズした画像のExif情報を修正してみたが、複数の画像の一括修正ができ、機能は十分だろう。
2000年2月27日からソフトウェアの更新が止まっているのが気になるが、Windows XPで使えている。繰り返しになるが、画像ファイルを破壊する危険があるかもしれないので、使用時は注意してほしい。
関連Webページ
- 作者のWebページ
- NAG’S VASS ROOM ==Digital Camera Tools (Date Editor for Exif)==
- Vectorでの紹介(再掲)
- Exif 日付時刻情報復元ツール De4Exif(Vector)
- 富士フィルムの無償画像ビューアソフト
- 画像ビュアーソフト Exif Viewer LE
- 神崎正英さんによるEXIFの解説と応用例
- 写真/画像とメタデータ — EXIFを利用したJPEGとRDFの連動 (Image-metadata integration with Exif)
デスクトップに保存してからの使い方がわからんのんじゃ
現在はWindowsではなくMacを中心に使っているので、このソフトの現状についてはわかりません。
Windows 7ではインストールするときに管理者権限が必要らしいので、以下のブログ記事などがご参考になるかもしれません。
記事の繰り返しになりますが、Exif情報の書き換えは画像ファイルを破壊する危険を伴うので、くれぐれもご注意ください。