Macに戻る

2008年はMacに戻った年だった。

ちょっとしたMac個人史

Macは最初の128KBしかメモリのないオリジナルのMacintoshが出たときから、あこがれの対象だった。長い間、店頭のデモ用マシンを触らせてもらったり、学校や知人宅のMacを使わせてもらったりしていた。
何より、その気の利いたGUI、フォントの美しさ、使っていること自体が心地よくなるハードウェアとソフトウェアの設計思想に魅せられた。
自分で買った初めてのMacは、Macintosh SE/30。現在も名機と語り継がれている機種だった。その後、何台か買い替え、System 6System 7System 8.0とバージョンアップしながら、Windows 98が出るまで、自宅ではMacを使い続けた。意地になっていたかもしれない。
そこまで待ち続けると、特に品質、安定性周りの欠点が目立ち始めた。我慢できなくなった。
結局は、約束されていたMac OSの近代化を待ちきれず、Windowsマシンに買い替えることになった。「転向した」と言われてもしかたがない。

Windowsを選ぶ意味の低下

もしかするとデジタル音楽プレイヤーの普及がきっかけかもしれない。デジカメも後押ししたような気もする。自分が家庭用のコンピュータに求めるものが変化してきた。デジタル化した音楽と映像を管理するのが最重要になった。デジタル音楽プレイヤーは、早々にiPodを使い始めたし、たいていのデジカメのインタフェースは汎用USBストレージなのだから、Windowsを使い続ける意味が、どんどん薄れてきた。こうなると、アップルの仕掛けた戦略にはまり込むのは時間の問題だったと思う。
それに加えて、家庭のコンピュータを仕事に使わないこともあって、関数を駆使した表計算や書式に凝った文書作成やら、ようするにMS Officeを必要とすることが滅多にない。レイアウトやマクロに拘らなければ、Open Office.orgNeo Officeで十分。
Gyaoなど動画系サービスでMS IEでないといけない場合はあるが、Web系サービスのほとんどはWindowsである必要性はない。
自宅PCがくたびれてきたのを機に、Macへの乗り換えを考え始めた。

Switch Back to Mac

そして、iMac(Early 2008)が、発表されると、その翌日には最寄りのヨドバシカメラまで買いに走ることになった。Switch Back to Macだ。
90年代と較べ、ハードウェアが一新されているのは当然だが、ソフトウェア、特にMac OS XNextStepの流れを汲んでいる。必要もないのに、付属の開発環境、XCodeをインストールし、NextStep由来のInterface Builderを眺めて、感慨に耽った。
気の利いたGUIとフォントの美しさは、前にも増したようだ。
WindowsマシンからiMacへの移行を乗り越えて、今ではすっかりMac漬けになっている。「信者」と言われても仕方ない。

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